SCROOL
partS #1
秋津川橋
(熊本県)
九州自動車道
熊本地震応急復旧工事(その22)
〈熊本県益城町〉
2016年に発生した熊本地震により、主桁・支承・ジョイント部分等、桁端部に多大な損傷を受けました。支承補強部材、桁補強、対傾構、検査路、落橋防止ブラケットなどを製作し納入。九州地方の大動脈・九州自動車道の早期復旧に携わりました。
【支承補強】
支承(ししょう)とは、橋梁において、上部構造(主桁・主構)と下部構造(橋台や橋脚)の間に設置する部材のことです。
【桁補強】
橋梁の要である主桁を支える部品一つで、主桁に取付く部品が本来の機能を果たす時に主桁に悪影響がないようにする為の部品。決まった形はなく、橋や主桁の大きさにより様々な形に設計されたものがあります。
【対傾構】
主桁の横倒れを防止する部品の一つで、道路の振動から主桁を守る欠かせない部品。トラス形・筋交い式に様々な方向から発生する橋の歪みから主桁を守る機能があります。
【検査路】
「検査路」は橋梁の点検を目的とした通路で、桁の下や中を見て橋の状況を確認するために設置する物です。一般的には鋼製の物が多く、防錆処理として亜鉛メッキを施します。
【落橋防止ブラケット】
字のとおり橋の落下を防止する重要な部品。橋の大きさや主桁の本数で、大小様々な形に設計されています。近年では部品の大型化に加え、部品形状の複雑化にも、当社では溶接条件の技術提案を行い、どんな形にも対応可能です。
施工期間:2016/5〜2017/9
工事概要:高速道路応急復旧工事